【思い出】デバイスを生かしたゲーム「アナザーコード 2つの記憶」
自分が昔から好きで、Twitterでもよく好きアピールをしているゲーム。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2005/02/24
- メディア: Video Game
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一体このゲームのどこが好きなのか、ということについて書いていきたい。
一応ネタバレ注意ということで。
(かなり長文になったので、何が言いたかったかというのは太字の部分から読めばいいかもしれません)
まず、何と言ってもアシュレイが可愛い。
ボーイッシュ系少女が好きになったのは確実にこれをやったからである。
銀髪でTシャツ+ジーンズでへそ出しとかいろいろ語れそうな部分はあるけれど、しかし今はおいておく。
このゲームが一番好きな理由はそこではなくて(これではアシュレイの話になってしまう)、アナザーコードはゲームデバイスを最大限に生かしたゲームである、と感じたというところにある。
ゲームデバイスを最大限に生かした、というのはどういう事かといえば、
1、主人公(アシュレイ)がDSを模した機器であるDASを持ち、(その頃のDSにはその機能はないが)写真を撮ったりSDカードのようなものを入れて読んだりする。
2、謎解きに、DS自体を使う。
という2つがある。
で、2つ目の理由が、自分が「最大限に生かした」と感じた理由である。
なぜそう感じたか、というのを細かく書いていく。
まず、このゲームはDSが出た2ヶ月後に出たばかりのゲームだということが重要。
つまり、DSといえばタッチペンだ、あるいは2画面だ、というのがクローズアップされていた頃である。
で、最初に買ったDSソフト「ポケモンダッシュ!」はそのまんまその2つを利用したゲームで、下画面でとにかくタッチペンをスライドさせてピカチュウを走らせるゲームだった。そしてすぐに飽きた。
今考えると、そもそもなんでそんなつまらなそうなゲームを買ったのか、と思う。しかし、当時はまだ小学生で、とにかくDSというゲーム機で遊んでみたかったのだから仕方がない。
とにかく、そこで一旦DSというゲーム機はこれだけなのかー、と思ってしまった。
だが、まだ希望はあった。それがこのゲーム「アナザーコード 2つの記憶」である。
あの頃はファミ通から出ていた「ファミ通キューブ+アドバンス」を買っていて、DSの情報はそこで集めていた。
そして巻末の方にある新作ゲーム情報のところに、そのタイトルの名前はあった。
今でも当時の記事を持っている。
DSらしさを生かしたゲームとして、これにものすごく期待をしていた。ポケモンダッシュ!にすぐに飽きたから余計に。
で、実際にプレイしてみたら面白かったのだった。
そしてここからが本題。
なぜ、デバイスを最大限に生かしていると思ったのか?
それは、上記の記事にある通り、タッチペンでサビを落とす、リールを回す、といった操作だったり、いろいろな謎解きをタッチペンやマイクでできた、という理由もある。
しかし、それが一番の理由ではない。
一番の理由は、「DSを閉じたら、ハンコを押せて、謎解きが解けた」ということである。
それがどうした、と思われるかもしれないが、これは結構衝撃だった。
なぜなら、「DSに追加された遊ぶための機能ではないところを使った謎解き」だったから。
今から考えてみれば、上画面にハンコ、下画面に紙、とあれば、DSを閉じるのは自然の流れだったかもしれない。
しかし、それまでGBASPで遊んでいた性もあってか(GBASPもDSと同じく閉じることができる。スリープはしないが)、閉じることで何かゲーム的に変化が起きる、という発想にはかなり驚いた。
(結局、自分ではその発想に至らず、攻略本を見て衝撃を受けたような気もするが、記憶が曖昧なのでどちらともつかない感じで書いておきます)
そして、主にこの謎解きの影響で、このゲームはDSの機能を全て利用している、という考えを現在抱いているということです。
これ以降、この時ほどの衝撃をゲームをしていて受けたことがない(というより、3DSはそこまで変化もないし、WiiUに期待している)。
続編のアナザーコード Rでも、この時ほどの驚きはなかった。
このような拙い文章で当時の驚きを表現できたとは思わないが、しかし自分が求めているゲームというもののひとつの形は、この時の自分のような衝撃を与えられるゲームなんだろうな、と。
こんな感じで締めとさせてもらいます。
それでは。
追記
アナザーコードはそれを除いても、DSらしさを生かしたゲームとして面白いので、ぜひやって欲しいです。
あと、2年前にCINGが潰れてしまったのでアナザーコードやカイル・ハイドのシリーズの続編はもう望めないと思いますが、しかしサントラとか設定資料集とかそういう形でも何か出てほしいなあ……。
むむむ。