れいの記録

日記ではない

てきとうに「ほうかご百物語」が好きな理由について

ブログでは一つ一つの記事に一貫性を持たせたい、とか書いちゃって、自ら書きづらくしてしまったのを後悔しています。

 

それはさておき、今回は軽い話題です。

「自分の読書歴から理想の恋愛の形を探る」 

 というのを書こうとしたけど、ハーレム系のものを避けてる(読んでるのは今アニメ化してる中妹くらい)から一途なものが好きなのは明白なので、ボツ。

ということで今回は、

ほうかご百物語が好きな理由」について。

一応恋愛絡みなので。

ほうかご百物語 (電撃文庫)

ほうかご百物語 (電撃文庫)

 

結構長くなった上、まとまりがないので読むのが大変かもしれませんすいません。 

以下ネタバレ注意。

 

 

 

 

 ほうかご百物語は、 2008年に発売された、電撃小説大賞の大賞受賞作品です。

当時の自分は、まだ毎月ラノベを購入するような人間ではなかったのですが、この時は二つの理由から、この作品を買ってみようと思いました。

一つ目は、記憶が曖昧なのですが、確かその時既に「ミミズクと夜の王」は読んでいて、その次の大賞がラブコメ、だと……と思い、読んでみようと思ったからです。

 そして二つ目は、帯を書いていたのが時雨沢恵一さんだったからです。当時からキノの旅やアリソンが好きだったので、買ってみようかな、と思いました。

というようなきっかけで購入したほうかご百物語ですが、当時の自分にはかなり新鮮でした。そもそもラブコメを読むのが初めてということや、 ヒロインが妖怪という要素もあって、「ラノベっておもしろいな!」という風に思った記憶があります。らき☆すたも既に読んでたので、ラノベってキノやハルヒみたいな感じのは一般的じゃないというのは知っていたので。

 

その後順調に巻数を重ねていったほうかご百物語を、自分も順調に追いかけて行きました。

そうしてシリーズが進むに連れて、一つの疑問を抱き始めました。

それは、 

「なんでこのシリーズが好きなのか?」 

ということ。

その頃追いかけていた他のシリーズといえば、「境界線上のホライゾン」やら「とある魔術の禁書目録」やら「化物語」やら「薔薇のマリア」やらで、ラブコメは一つも読んでいませんでした。

じゃあなぜこのシリーズを読み続けるのか?

しかしその疑問の答えは簡単でした。他のラブコメとの明確な違いがあるからです。

それは三つあって、

「主人公がヒロイン一筋である」

ことと、

「他のサブヒロインも大体それぞれの相手が見つかる」

ことと、

 「それでもラブコメしてる」

というものです。

この三つがあるからこそ、ずっとこのシリーズを読み続けているんだな、と。

 

具体的に書くと、まず物語の始まりが、主人公の真一 がヒロインとなるイタチさんに一目惚れをするところから始まります。

正確に書くと、美術部員の主人公がスケッチしたい思ったというのが始まりですが、イタチさんが一番書きたいというのが(記憶の限りでは)ブレませんでした。これが最初の点。

そして、ラノベらしく何人もヒロインが出てきますが、 経島先輩は既に彼氏がいて、新井先輩は同じ美術部員の奈良山とくっつき、主人公との恋愛フラグが立ったりはしませんでした。同級生の赫音は二人の候補が出てきますが恋愛に関する自覚がないみたいな感じで終わりました。後輩等も同様。これが二つ目。

最後の三つ目は、こんな風にそれぞれ相手がいたりする関係にもかかわらず、主人公はラブコメしてます。真一は綺麗な肉体を書きたい(性的な意味ではない)という理由でいろんな女子に対して突っ込んでいき、その女子の魅力について熱烈に語り、それでイタチさんが嫉妬するという流れがよくあったり。

他にも妖怪のせいでいろいろと大変な目(命の危険だけでなく、 女の子とのあれこれとか)にあったりします。

 

というわけで。 

こんなような理由でほうかご百物語が好きなのでした。

同作者の次作は同じようにこういうのを満たしてたので(最終巻は積んでるけど)読んだんですが、その次はちょっと違うようなので様子見してます。 

で、これらすべてを満たしたラノベというのを他に知らないため、ラブコメ系はあんまり読んでません。その三要素を満たしてはないけど、「這いよれ!ニャル子さん」くらいか。ラブクラフトコメディですが。 

「この中に一人、妹がいる!」は、ラブコメじゃなく単純なコメディとして読んでるので違うしなあ……。(3巻以降全部積んでるけど) 

積み本溜まってるなあ、ということから思考を避けるため、今回は終わりにします。

それでは。