れいの記録

日記ではない

ヱヴァQを二回見た上での感想(駄文かつネタバレあり)

公開翌日の11月18日と、勤労感謝の日である11月23日に、それぞれ一回ずつ、見てきました。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qの話です。

序と破に比べ、内容が難解(あるいは難解にみえるようになっている)だったため、初めて、同じ映画を二回映画館で見ました。

まあ、今回から上映劇場が増えたおかげで、近所でも公開されたから、という理由もあるのですが。

それはともかく、Qはこれまで以上に賛否両論となっているようで、いろいろな感想を見ました。

概ねどちらも納得できるところがあったりしたのですが、どちらかといえば、自分は肯定的に思っているので、そういう視点で書いていきたいと思います。

見ていた時の感想を、そのまま時系列に沿って垂れ流しで書いて行きたいと思います。

結構読みにくくなってしまいましたが、内容を伝えるのではなく心情を伝えたいので、しょうがないかな、ということで一つ。

ヱヴァQを最初に見た時は、かなりの衝撃を受けました。

それは、今から考えると、シンジの心情がダイレクトに伝わってきたこととその後の嫌な予感、そしてアスカの活躍による救い、という流れからだと思います。

少なくとも、一回目はそうでした。

ここからは、その時の感想を流れに沿って書いて行きたいと思います。

(結構長いので、読み飛ばす方は次の改行まで。)

まず、シンジからすると、気がついたら14年経っていて、アスカがミサトがヴンダーのクルーのみんなが自分に冷たくて、でも綾波は助けたと思ったら助けてないとか言われて、訳がわからないし居心地が悪いし何にも悪いことなんてしてないのに何なんだよ、と。自分も同じように、何だこれはという憤りに満ちていって、しかしそこで、アヤナミの声が。

そこで、シンジはアヤナミの声に着いていくけれど、一度消えた綾波がもう一度登場するシーンなんてTV版と同じで、絶対に前の綾波と違うだろ、と見てる方は思うわけです。その後カヲルと仲良くしたりするシーンも、TV版では結果的にシンジの心に傷を与えたし、嫌な予感しかしない。

で、案の定、冬月から綾波の真実を告げられ、カヲルに自分のしたことの真実を突きつけられ、シンジは絶望していく。

さらに、カヲルが提案した二本の槍も、どうなるかと思ったら、セントラルドグマに降りていくシーンが、またTV版で見たのとほぼ同じで、またまた嫌な予感しかしない。

と、またTV版同様にカヲルが死ぬのか、とぼーっと見ていると、出てきました。この展開を打破してくれるのはもはや彼女しかいない、という、式波・アスカ・ラングレーの乗る、改・弍号機が!

この辺りはもう、完全にシンジとの共感なんてなくて、アスカがんばれ、マリもアシストがんばれ、マークナイン邪魔だ、という風になっていったわけです。カヲルが「嫌な予感がする」と言い出した時も、さすがカヲル、さあ13号機を止めてくれ、と思ったのですが。

シンジが覚醒してしまった。

13号機がカイリキーみたいになっちゃって気持ち悪いし。

その後はもう、絶望的なシーンが続きました。フォースインパクト、カヲルの自殺(?)、マークナインにゼーレが干渉してヴンダーを止める、と。弍号機がヴンダーに飛び乗って戦うところはかっこよかったし、マリが13号機からシンジのエントリープラグを排出するところも良かったですが、それよりも、もはや何をしても人類は補完されるんだなあという諦観の念で頭はいっぱいでした。

しかし、ラストでアスカがシンジを引っ張って行き、アヤナミレイ(仮称)もついていくシーンにはなんだか希望があって、ああやっぱり次も見たくなるわー、というところでエンディング。

とまあ、長くなりましたが、とにかく今回は序盤のシンジとの共感と終盤のアスカのかっこよさがよかったということです。

逆に、中盤のシンジとカヲルの交流は、(腐向けかなあ)という思いで見ていました。2回目の時はちょっと眠くなりましたし。

だけれども、全体的にみると、やっぱり前者の要素で、まあ今回も良かったんじゃないかな、と思うわけです。

さて、そこでこれまで触れていないのが、今回いろいろと散りばめられた謎。果たしてこのうちのどれだけが、ちゃんと設定として考えられているのかという感じですが、そこについては、何も書きません。

14年も経てばこうなるよね、とか、エヴァが存在してる時点で矛盾点とかはないようなものだよな、とかそういう感じで、納得というか諦めというか。そういう心境。

以上で感想は終わりです。

謎について書くか書くまいか、というのを悩んでいたら2週間以上経ってしまったので、諦めて感想だけで終わりにしますが、しかし。

結局、総合評価としてはどうなのか、というのを書いて締めとしたいと思います。

新劇場版の中で比べるなら、破>序>=Qという感じかなあ。

そして旧劇ほどではないというか。

Qの1回目を見る前に旧劇を、Qの2回目を見る前に序と破を見たんですが、やっぱり旧劇は何回見ても飽きないな、ということで、こういう感じの評価かなー、と。

しかし、それでも次回の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」は楽しみですけどね。

それでは。